~第2版発売中~

【第2版】口から食べる幸せを

サポートする包括的スキル

-KTバランスチャートの活用と支援-

口から食べる幸せを守る会®

 商標登録証

ごあいさつ

 

理事長 小山 珠美(看護師)

 

口から食べることは生命を育む根幹であり、人間が幸せに生きるための基本的な権利です。しかし、現況の医療や福祉の現場では、口から食べたい願いが叶わず、点滴や胃ろう栄養のみという方々が大勢いらっしゃいます。この現状をなんとかしたいという思いで、看護師として実務や啓発活動を行ってきましたが、救いの手を求めている患者さんやご家族への支援がまだまだ足りません。そこで、NPO法人「口から食べる幸せを守る会」を有志で立ち上げ、直接的な医療活動を継続していくだけでなく、幅広く社会貢献したいという考えに至りました。私たちは、口から食べることの大切さについての普及・啓発活動に加えて、よりクオリティーの高い食支援ができる人材育成を図ります。そして、保健・医療・福祉関係者、当事者・ご家族、行政、一般企業の方々と有機的なネットワーク構築を拡充し、「口から食べて幸せに暮らせる優しい社会」になるよう力を注ぎたいと考えています。

 

 

副理事長 古屋 聡(医師)

 

このほど、新しく理事にしていただいた山梨市立牧丘病院の古屋聡です。甲府盆地のすみっこの中山間地域において、主として高齢者の外来・入院・在宅診療をしています。私はふだんの診療において「口から食べること、いつもきれいでいること、コミュニケーションがとれること」が、守られるべき当然の権利だと思っています。生きるための当然の権利である「口から食べること」が、自分の意思のもと最大限に尊重され、それを正しい知識と正確なスキルで最大限にサポートすることが、私たち医療者の責務と考えています。人間の本質に関わるこの会の活動に、微力ですがお役に立てるよう努力していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

 

 

副理事長 竹市 美加(看護師)

 

医療の進歩によって平均寿命は延長しています。しかし、「その人らしく生きる」という、幸せ寿命の延命は図れているのでしょうか?その人が望む「口から食べる」を支え、食のQOLを維持・向上していくことは、幸せ寿命の根底となります。食のQOL向上にむけて、その人の持つ力を十分発揮できるケア技術を啓発、高度実践力を持つ人材を育成し、食べたいという願いをサポートできる社会に近づけるように頑張っていきたいと思っています。


 

理事 安西 秀聡(医師)

 

消化器内科医として患者さんを診察・治療するなかで、食事を制限されてしまう方々と数多く接してきました。そのなかで、病気が軽快し、口から食物を摂れるようになった時の「美味しい」という満面の笑みが私の「口から食べる」活動の原点です。医療現場で「口から食べる」という「希望」を少しでも早く叶えられるということは、病気の克服に加えて、人間としての生き甲斐までをも取り戻し、生活の質を大きく上げることになるからです。しかし、昨今の医療・福祉の現場では、病状がさほど深刻でなくとも、食事や行動に関する制限が厳しすぎる現状があります。多くが納得しがちな「人手不足」という理由を盾に主流になってしまっている、点滴や胃ろうのみでの栄養を強いていないでしょうか?NPO法人「口から食べる幸せを守る会」は、患者さん、そのご家族、関係者の皆様と一緒に、「口から食べる」という「希望」を一日も早く取り戻し、当たり前に食べ続けられる幸福な社会を目指したいと考えています。


 

理事 一瀬 浩隆(歯科医師)

 

私は東日本大震災後、医療ボランティアで気仙沼に行き、多職種と連携していく中で「口から食べる」ことが求められていると痛感しました。その活動の中で小山氏と出会い、「口から食べる」技術を目の当たりにし、この技術は今後の医療においてなくてはならないものだと実感しました。「健康は口から」という言葉があるように、口の環境を整えることは重要です。しかし、「口から食べる」願いを叶えるためには口の環境を整えるだけでなく、「美味しく、安全に食べる」技術があってはじめて叶うものです。多くの人に「口から食べる」知識と技術を知っていただき、より多くの人の「食べたい」願いにつなげていきたいと考えています。



理事 黄金井 裕(言語聴覚士)

 

この度、理事を拝命致しました日本医科大学多摩永山病院の黄金井裕と申します。この世に、生きる全ての動植物はその生命を維持させるために栄養を摂ります。しかし、人は、単に生命を維持させるためだけに栄養を摂るのではなく、コミュニケーションの1つとして活用しています。仲間や大切な人との食事・家族と食卓を囲むなど、私たちは当たり前のように、食事をとりながらコミュニケーションが図っています。このような行動ができるのは、人間に与えられた特権といえるのではないでしょうか。何らかの原因により、この特権ともいえる「口から食べる」ことができずにいる方々のお力になれるよう尽力していきたいと考えております。